短大を卒業後に彼女は保育園に務めはじめ、忙しい毎日を送っている。
僕と違うのは彼女はいたって真面目だったって事・・・。
就職してからも休みの日に少し友達と遊ぶくらいで、浮いた話など全くない。
今日だって僕が連絡するまで部屋にいるつもりだったらしい。
以前から彼女は周囲の男性にモテていたのだが、美人という事を少しも鼻にもかけていなかった。
決してかざらない彼女に僕は友達以上の好意を持っていたのかもしれない。
そんな彼女を天気のいい休日に誘い出し人気のない庭園に足を運んだ。
久しぶりのデートなのだろうかきゃっきゃとはしゃぐ彼女。
あんな無邪気な笑顔を見るのは何年ぶりだろう・・・。
友善列印